今回紹介するのは愛知県公立高校受験や愛知県私立高校受験に使用される調査書ですが、全国の高校受験でも同様なものが使用されるため、参考にして頂けるかなと思います。
特に、内申点や英検などの資格、欠席日数などは何年生のが書かれるのか、気になりますよね。
よく聞かれるのは英検です。英検って凄く受験に有利になる印象があります。これについて答えていきたいと思います。ぜひ、見ていってください。
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調査書に書かれるもの
よく勘違いされる方が多いですが、調査書に書かれるものは内申だけではありません。
色々な情報が書かれています。
ちなみに愛知県公立高校入試で使用された調査書を例として出していますが、今後変わっていきます。
- 志願者(ふりがな、氏名、性別、生年月日)
- 卒業年月
- 就学中の異動・卒業後の経歴
- 学習の記録(第3学年)
- 総合的な学習の時間の記録
- 特別活動の記録
- 行動の記録
- 特別活動以外の諸活動の記録及び特技
- 出欠の記録
- その他の特記事項
- 志願先
- 受検番号

志願者(ふりがな、氏名、性別、生年月日)
志願者、つまりお子様です。名前やふりがな、性別、生年月日などの通常の情報などが書かれています。
卒業年月
中学を卒業した(卒業見込)年月を記入されています。
就学中の異動・卒業後の経歴
転校をした場合、卒業後に高校進学をしなかった場合に記載されます。
学習の記録(第3学年)
皆さんお待ちかねの内申点(評定)です。
9教科の評定の合計(最高45)が記載されます。
※評定とは【内申点✕2=評定】です。
総合的な学習の時間の記録
全学年やある特定の学年で学習活動の内容で顕著な部分を記載。
特別活動の記録
生徒会、学級委員、委員会などの活動が書かれます。皆さんの取り合いはここのために行われます。
行動の記録
子どもたちの学校生活での特徴を記載されています。
特別活動以外の諸活動の記録及び特技
校内だけではなく郊外のことも含まれます。
これは、部活やスポーツなどの大会で賞を取ったことやボランティア活動などをしていた場合などに記載されます。
出欠の記録
2年生と3年生の欠席日数について記載される。欠席の主な理由は具体的に記載されます。
その他の特記事項
これらが記載される場合は4点です。
- 1・2年生の時と3年生の時の成績がかなり違う場合
- 生徒の行動面で長所・指導時に配慮を要する場合
- 生徒の身体や健康で、指導時に配慮を要する場合
- 生徒の進路指導、生活状況に関する場合
つまり、生徒の生活状況や健康状況で気になる場合は、記載される。そして、成績が急に下がった場合は、何かあったのではないか?ということで記載される。
志願先
志望校の名前です。これは令和6年度入試からなくなるそうです。
理由は、志望校が2つの場合、それぞれに記入する煩わしさを無くすためだそうです。
受検番号
受検者の番号です。受験番号と漢字が違いますが、意味は同じです。
英検って受験で有利になるの?
さて、ここでタイトルを回収しましょう。『英検って受験で有利になるの?』です。
結論から言ってしまえば、【ほぼない】です。
これは私が中学生ぐらいの時からずっと言われていますが、そもそも受験の合否の決定方法を見ればわかります。
合格者を決定する基準は?
合格者を決定するのは、何を基準にしているのか疑問があると思うので知っていきましょう。
提出する書類は、一般選抜の場合は「願書・調査書」です。推薦選抜の場合は「願書・調査書・推薦書」です。
そして、試験があります。一般選抜は「筆記試験」。推薦選抜は「面接」「実技試験」などがあります。
この比重について、一般的に考えたらわかるかと思いますが、調査書の基準ってそこまで重たくならないです。
ここで要項を見ていくと、「一般選抜の合否の決定は校内順位の決定です。」と書かれています。
校内順位の決定法などは、次回詳しく記載しますが、わかりやすくいうと「つまり、受験の点数で判断する。その後、調査書や受験点数で判断する。」です。
英検の加点は?
それでは、調査書に英検を書く欄はありますか?
「特別活動以外の諸活動の記録及び特技」に記載されると思います。
しかし、これも受験要項を見ると、英検は◯◯点分加点されるとは書かれていません。調査書とは、「尊重されるもの」であって「加点されるもの」とは記載ありません。
つまり、英検は受験に有利になりますか?
結論としては、英検は加点されず、尊重され考慮されるものです。
そのため、合否ギリギリラインとかであれば考慮は大きくされるかもしれませんが、不合格ラインにいる人間が合格ラインに上がってくるとは考えられません。
また、英検でも2級以上であれば、考慮は大きいかもしれませんが、それよりも下であればほぼないと思います。
もちろん、私の教え子でも、推薦や一般選抜で英検準1級などを持っていた子は、考慮されたかなと感じました。
ただ、もちろんそういった子の中には、合格できなかった子もいるので英検神話を過信しない方が良いと思います。
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🖊この記事を書いた人
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