【2026年度】愛知県公立高校入試の設問別正答率|どの問題に差がついたか

井ノ塾 独自データ|2,727人分を集計

愛知県公立高校入試 設問別正答率【2026年度】
どの問題で差がついたのかをデータで見る

愛知県は設問ごとの正答率を公表していません。この記事では、井ノ塾の合格判定サイトに寄せられた2,727人分の自己採点データから算出した、2026年度(令和8年度)一般選抜の設問別正答率を公開します。

「この問題、みんな解けていたのかな」。入試が終わったあと、受験生からも保護者からもよくいただく質問です。平均点は毎年5月に愛知県から発表されますが、どの設問で差がついたのかまでは公表されていません。

井ノ塾では、合格判定サイトに寄せられた自己採点データをもとに、2026年度(令和8年度)愛知県公立高校入試の設問別正答率を集計しました。対象は5教科すべての設問を入力した2,727人分です。

「全員が取れている問題を落としていないか」「ほとんど誰も解けていない問題に時間をかけていないか」。来年度以降の受験生が過去問を解くときの判断材料として使ってください。

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このデータについて

愛知県教育委員会が公表しているのは、教科別の合格者平均点(22点満点)までです。設問ごとの正答率は公表されていないため、受験生が「どの問題で差がついたか」を知る手段がありませんでした。

この記事の数値は、井ノ塾が運営する愛知県合格判定サイトに入力された2026年度入試の自己採点データから算出した独自集計です。

2,727人

集計対象の自己採点データ

97設問

正答率を算出した設問数

5教科

国語・数学・社会・理科・英語

自己採点にもとづく集計のため、実際の採点結果とは差が出ることがあります。とくに記述式に近い設問では、自己採点が甘くなる傾向があることをふまえてご覧ください。

教科別の平均正答率

設問ごとの正答率を教科ごとに平均すると、次のようになりました。

教科平均正答率正答率70%以上正答率50%未満
国語68.7%8問 / 17問2問 / 17問
数学63.3%9問 / 19問6問 / 19問
社会68.4%11問 / 21問4問 / 21問
理科56.0%7問 / 20問8問 / 20問
英語63.9%9問 / 20問4問 / 20問

最も正答率が低かったのは理科で、平均56.0%。設問の4割にあたる8問が正答率50%を下回りました。半数以上の受験生が落としている問題がこれだけ並ぶ教科は、ほかにありません。

逆に国語(68.7%)と社会(68.4%)は、7割前後の設問で多くの受験生が正解しています。この2教科は「取れる問題を確実に取る」ことが、そのまま得点差になります。

設問別の正答率(5教科)

各教科の設問ごとの正答率です。目安として、次の4段階に分けて表示しています。

  • 易しい:正答率70%以上/落とすと差がつく
  • 標準:正答率50〜70%/合否を分ける層
  • 難しい:正答率30〜50%/上位校で差がつく
  • 最難関:正答率30%未満/後回しでよい

国語

設問配点正答率目安
一(一)183.5%易しい
一(二)156.9%標準
一(三)158.0%標準
一(四)187.8%易しい
一(五)128.3%最難関
二(一)147.2%難しい
二(二)166.9%標準
二(三)190.6%易しい
三(一)190.6%易しい
三(二)186.5%易しい
三(三)185.9%易しい
三(四)258.1%標準
三(五)257.2%標準
四(一)152.1%標準
四(二)159.3%標準
四(三)182.1%易しい
四(四)177.6%易しい

正答率90%台の設問が2問ある一方、一(五)だけが28.3%と突出して低くなりました。この1問は複数の選択を全て正解して初めて得点になる形式で、部分的に合っていても点にならないため、正答率が大きく下がっています。

数学

設問配点正答率目安
1(1)196.2%易しい
1(2)197.1%易しい
1(3)190.0%易しい
1(4)178.6%易しい
1(5)181.9%易しい
1(6)176.7%易しい
1(7)161.8%標準
1(8)182.8%易しい
1(9)177.9%易しい
1(10)169.5%標準
2(1)248.0%難しい
2(2)240.6%難しい
2(3)①169.8%標準
2(3)②235.2%難しい
3(1)144.2%難しい
3(2)-1180.1%易しい
3(2)-219.8%最難関
3(3)-1154.9%標準
3(3)-216.8%最難関

大問1の小問集合は、最初の2問が96%台と、ほぼ全員が正解しています。一方で3(2)の2つ目(9.8%)と3(3)の2つ目(6.8%)は、正解できた受験生が1割に届きません。この2問に試験中の時間を使うと、取れるはずの問題を落とすことになります。

社会

設問配点正答率目安
1(1)170.6%易しい
1(2)170.3%易しい
1(3)195.4%易しい
2(1)176.0%易しい
2(2)160.7%標準
2(3)147.0%難しい
2(4)136.8%難しい
3(1)158.3%標準
3(2)179.2%易しい
3(3)178.9%易しい
4(1)148.4%難しい
4(2)250.3%標準
4(3)182.7%易しい
4(4)166.9%標準
5(1)185.8%易しい
5(2)166.3%標準
5(3)140.7%難しい
5(4)164.3%標準
6(1)190.6%易しい
6(2)187.3%易しい
6(3)179.2%易しい

正答率30%を下回る設問がなく、5教科で最も「取りこぼしが響く」教科でした。最低でも2(4)の36.8%で、残りはすべて40%以上です。知識の抜けがそのまま失点になります。

理科

設問配点正答率目安
1(1)171.2%易しい
1(2)146.7%難しい
2(1)166.0%標準
2(2)168.0%標準
2(3)137.0%難しい
2(4)147.6%難しい
3(1)171.7%易しい
3(2)179.6%易しい
3(3)171.4%易しい
3(4)250.2%標準
4(1)172.2%易しい
4(2)170.5%易しい
4(3)150.8%標準
4(4)220.1%最難関
5(1)147.4%難しい
5(2)172.4%易しい
5(3)140.4%難しい
5(4)161.8%標準
6(1)135.3%難しい
6(2)140.2%難しい

正答率70%以上が7問しかなく、80%を超える設問が1つもありません。最も低い4(4)は20.1%でした。どの大問にも50%前後の設問が混ざっており、全体的に取りづらい構成です。

英語

設問配点正答率目安
リス1(1)176.6%易しい
リス21番171.5%易しい
リス22番162.3%標準
リス3問1186.4%易しい
リス3問2157.9%標準
1(1)162.0%標準
1(2)143.3%難しい
1(3)173.9%易しい
2(1)174.7%易しい
2(2)230.4%難しい
3(1)161.4%標準
3(2)160.5%標準
3(3)149.4%難しい
3(4)173.5%易しい
3(5)155.9%標準
4(1)①177.6%易しい
4(1)②141.0%難しい
4(2)161.1%標準
4(3)180.9%易しい
4(4)177.2%易しい

リスニングは3問1(86.4%)のように取りやすい設問がある一方、3問2は57.9%と差が出ました。最も低いのは2(2)の30.4%で、英作文に近い形式の設問です。

設問番号は井ノ塾での表記です。配点は1問あたりの点数で、組になっている設問は1問としてまとめて集計しています。

正答率から見える3つのこと

1. 合否を分けるのは「最難関」ではなく「標準」

正答率30%未満の設問は、5教科97問のうち4問しかありません。合計しても数点です。それに対して正答率50〜70%の「標準」帯は全体の3割以上を占めます。この層を取り切れるかどうかが、そのまま校内順位に直結します。

2. 理科は「全体が取れていない教科」

理科は平均正答率56.0%で、80%超えの設問がゼロでした。これは理科が苦手な人だけの問題ではなく、受験生全体が取り切れていないということです。裏を返せば、理科で正答率50〜70%の設問を確実に取れる状態にしておくと、相対的に大きなアドバンテージになります。

3. 「全員が取れている問題」の取りこぼしが一番痛い

正答率が90%前後に達する設問は、国語2問・数学3問・社会2問の計7問あります。ここを落とすと、ほぼ全員が取っている1点を失うことになり、順位への影響は正答率30%の問題を落とすよりはるかに大きくなります。

過去問演習でのチェックポイント

  • 正答率70%以上の設問を落としていないか。落としていたら、その単元は最優先で復習する
  • 正答率30%未満の設問に、試験時間の中で何分使ったか。時間をかけていたら、見切る練習が必要
  • 正答率50〜70%の設問で何問取れたか。ここが志望校のボーダーに届くかどうかの分かれ目になる

どの問題を取り、どの問題を捨てるかという考え方は、愛知県公立入試は「学力」ではなく「どの問題を取るか」で決まるで詳しく解説しています。教科別の対策は5教科の傾向と対策をご覧ください。

よくある質問

愛知県は設問別の正答率を公表していますか?

公表していません。愛知県教育委員会が発表しているのは教科別の合格者平均点までです。この記事の数値は、井ノ塾の合格判定サイトに入力された自己採点データから独自に算出したものです。

正答率が低い問題は捨ててもいいですか?

正答率30%未満の設問は、試験中は後回しで構いません。ただし「解かない」のと「解けない」のは別です。見直しの段階で解法を確認しておくと、似た形式が出たときに対応できます。

自己採点のデータなので、実際の正答率とは違いますか?

多少の差は出ます。記述に近い設問では自己採点が甘くなりやすく、実際の正答率はこれより低い可能性があります。設問どうしの高い・低いの関係は参考にできますが、数値そのものは目安としてご覧ください。

まとめ

2026年度入試の設問別正答率を見ると、合否を分けているのは難問ではありませんでした。正答率30%未満の設問は97問中わずか4問。そのほかの9割以上の設問を、どれだけ取りこぼさずに解けるかが得点を決めています。

過去問を解いたら、点数だけでなく「正答率の高い設問を落としていないか」を必ず確認してください。そこが埋まるだけで、当日点は大きく変わります。

出典:正答率は井ノ塾の愛知県合格判定サイトに入力された2026年度入試の自己採点データ2,727人分をもとに井ノ塾が算出(小数第2位を四捨五入)。教科別の合格者平均点など公式データは愛知県公立高等学校入学者選抜(愛知県)でご確認ください。

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🖊この記事を書いた人

井ノ塾 塾長:いの

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🖊この記事を書いた人

愛知県名古屋市を拠点に、小学生・中学生・高校生を対象とした少人数制の自立型学習塾「井ノ塾」を運営。
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