国語の点数を伸ばすためには、「問題集をたくさん解かないといけない」「本を読まないと成績が伸びない」という話をよく聞きます。これは、嘘です。
明確な理由や勉強法がわからない方が、”とりあえず勉強”の行き着いた先が、こういった勉強になっています。これでは成績が伸びてきません。
井ノ塾が創業時から受験時に困らないような国語の対策法を伝授していきたいと思います。
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国語とはどういった教科なのか?
国語という教科の特徴を知りましょう。知ることで対策が取れます。
国語は勉強をしても伸びない?
国語に対して勉強をしても伸びないと感じている方は多くいるかと思います。逆に、それほど勉強をしていなくても成績を高く取っている子もいます。
これは、国語には能力が関係しているからです。他の教科のように、知識を身に付け、反復演習をして使いこなす勉強とは違います。
この能力がある程度身に付いている子は、勉強をしていなくても成績が良かったりします。しかし、逆に能力を育てることができない演習をしている子は、勉強をしていても成績が上がらない状況になります。
国語の教え方は、伸びない教え方
国語の読解問題の授業は、どういったことをしているか少し考えて下さい。
これが通常の授業形式の流れになります。しかし、これは残念なことに、解答を詳しく説明しているだけで、能力を伸ばすことをしていないため国語の成績は伸びません。
よく、個別指導塾で国語を伸ばすのが難しいと私は考えていますが、その理由はこの指導をずっと繰り返すためです。
国語力・読解力とは何か?
それでは、国語の成績を伸ばすために必要な能力とは何でしょうか?答えは、読解力(国語力)です。この言葉が曖昧であるため、多くの方が誤解をされています。
読解力とは何ですか?国語力とは何ですか?
「読解力とは何ですか?国語力とは何ですか?」と聞くと、「解く力」「読む力」と答える方が多くいらっしゃるように思います。
もちろん、明確な意味で使用されている方なんていないと思いますが、ここはあえて「国語で点数を取るための力」として読解力や国語力とは何かを明記したいと思います。
それは、2種類しかありません。
これが、国語力の正体です。
皆さんが考えている読解力とは、受け取る力のことをいいます。そのため、読解力とは『読む力』『理解する力』です。受け取る力は、文章だけではなく言葉も含まれるため『聞く力』も入っています。
そして、発信する力とは『コミュニケーション力』『書く力』『解く力』などがあります。
国語力は「受け取る力・発信する力」+α
ここで、理解された方は、もう少し読み続けて下さい。実は国語力は、「受け取る力・発信する力」だけではありません。それだけで認識をすると、国語の正しい勉強法にたどりつきません。このプラスアルファの部分こそ、勉強法にもつながる大事な部分です。
それは、『国語力とは、「受け取る力・発信する力」を正確に整理できる力のこと』です。「正確に」「整理」の2語が、非常に重要なキーワードです。
「正確に」の重要性
ここで少し話がズレますが、「勉強はしていないよりもしていた方が良いに決まっている」と思われている保護者の方は多くいるかと思います。しかし、私はそう思いません。正しくない勉強法や教材をしていれば、成績が伸びないだけではなく、勉強を嫌いになることだってあります。そのため、「正しい・適切」ということは非常に重要な要素です。
国語力を伸ばすためには、「受け取る力・発信する力」が大事とお伝えしましたが、「正確に」受け取ったり発信したりできなければ、これでは国語力が伸びません。
そして、これが「本をたくさん読んでいるのに、成績が上がらない」ことの原因でもあります。つまり、自分の読みたいように読んでいるだけであり、趣味で終わっています。それが、正確ではなくても良い状態です。
「整理」の重要性
井ノ塾の指導で大事にしていることの1つに「理解をしたことや暗記したことを、自分の言葉で説明をする」があります。なぜ、この指導を大事にしているかと言いますと、子どもたちは理解をしていないことは文章に書いているものや人から聞いたものをそのまま伝えようとします。それらを、正確に理解したり伝えたりするために、自分なりに整理しながらわかりやすい状態にしなくてはいけません。
話を元に戻しますが、整理をすることができないと難しい文章を難しいまま理解しなくてはいけません。これは結構ハードルが上がります。そのため、難しい情報を整理して正確に受け取ったり、それを発信することが国語力につながります。
国語の成績を伸ばす方法
国語力について理解をしてきたので、国語の勉強法を少し考えていきましょう。
絶対にやってはいけない「問題を解けばいい」「本をたくさん読む」
まず注意として、成績を上げるためには量が必要です。しかし、量を増やすことが目的となり、成績を上げることや能力を上げることの目的を見失ってしまうと、勉強法もおかしくなってきます。
ヤブ医者がいれば、ヤブ塾もありますし、ヤブ指導者もいます。指導には意味があり、”とりあえず”でしては良いものではありません。それによって、悪い癖になったり、結果が出なかったりします。
小学生におすすめの「オウム返し」
小学生の子どもたちには、文章を正しく理解することができない子も多くいます。そういった子には、言葉でコミュニケーションを取ることで、理解する力と発信する力を育てることができます。
しかし、言葉で理解をするのも実は難しく、聞き流しも起こってしまいます。よく保護者の方が言われる「何度も言ったでしょ」は、そもそも理解していない時にも起こります。
そこで子どもが理解をしているかを確認するオウム返しをしてください。保護者の方が言った内容をそのまま子どもが保護者の方に言うだけです。それによって、理解の確認ができるだけではなく「理解力」「受け取る力・発信する力」が身につきます。
中高生におすすめの「調べ学習」
人から教えてもらうことに慣れている子は、できなくなってしまっている調べ学習ですが、実は勉強法の目的だけではなく読解力の成長にもつながります。
調べることで、わからない問題がどこの部分なのか、自己分析をして整理します。この自己分析ができないと成績が伸びてきませんし、調べた時に文章を理解して整理をします。これが読解力の成長につながります。
教えてもらい続ける勉強法を否定するつもりはありませんが、そもそも読解力が低い子に教える指導をし続けることは、読解力を育てることもできず、成績を伸ばすこともできない悪循環になる可能性があります。
井ノ塾の国語力を育てる方法
井ノ塾では色々な国語力を育てる方法を用意しています。ただ、ステップアップが大事なので、最初からハードな対策をしていても伸びてきません。できることを少しずつ増やしていくことが大事です。
1.能力を育てる(カフェテリア指導にある「調べ学習・3段階確認」)
2.短い文章を読んで理解しているか確認する(数学(算数)や社会の教科を使って理解しているかチェックします)
3.長い文章を読んで読む力を育てる(読む体力がないと、理解する力も育たないのでしっかりと長い文章を読む)
おすすめ本
おすすめ本は、ふくしま先生の本でしょうか。ふくしま先生の本は、わかりやすい書き方で国語を知りたい方にはおすすめです。