「塾にも通っているし、夏期講習も受けているから大丈夫」――そう思っていたのに、気づいたら高校入試まであと数ヶ月。過去問の点数も伸びず、思うように成績が上がらない…。そんなお悩みを抱える中学生と保護者の方は少なくありません。
実は、高校入試では“勉強しているつもり”でも「間に合わない」生徒が多くいます。その原因は、学校の進度の遅さ、塾の進め方、夏休みの使い方、そして間違った勉強法など、いくつもの要因が絡んでいるのです。
この記事では、高校受験が間に合わなくなる5つの落とし穴と、今すぐできる具体的な対策について、塾講師の視点から詳しく解説します。お子さまの受験対策に不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。
Youtubeの生配信で話した内容「2025/8/6【 塾講師に相談#1525】高校受験を失敗する子の特徴!塾に任せておけば良い!?そんなことないよ!!を愛知県名古屋市瑞穂区の塾が説明します」
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なぜ高校入試は間に合わないのか?その理由と対策を徹底解説
高校受験を控える中学生の保護者の皆さま、お子さまの受験勉強は順調に進んでいますか?「塾に通っているから安心」「夏期講習で先取りしているから大丈夫」と思っていても、実は高校入試には“間に合わない落とし穴”がいくつも存在します。今回は、その原因と具体的な対策を、塾の現場から詳しくお伝えします。
高校入試に間に合わないのは、学校の授業では受験範囲が終わらないから
日本の公立中学校の授業進度は、入試に合わせて作られているわけではありません。愛知県私立高校の入試は1月下旬、愛知県公立高校の入試は2月下旬ですが、この時期にはまだ中3の内容が授業で終わっていないケースが多いです。
特に数学では、中3内容が全体の7割を占め、「相似」「円周角の定理」「2次関数」など、入試に直結する単元が2学期〜3学期にかけて指導されます。つまり、学校任せでは重要単元の学習や演習が不十分になり、入試に間に合わない可能性が高まります。
短期的に結果を出す子は成績が優秀な子たちだけです。その子たち以外の子は、基本間に合わないと考えてください。
高校受験に失敗しやすい塾の特徴とは?|集団塾と個別指導塾の違いと注意点
塾には大きく分けて「集団塾」と「個別指導塾」があります。それぞれに特徴がありますが、進め方によっては入試対策が遅れてしまうケースもあります。
集団塾:全体のスケジュールに沿って受験カリキュラムが進むため、入試に必要な内容を計画的に終わらせやすいというメリットがあります。しかし、自宅での復習が前提になるため、やりっぱなしになりがち。復習ができていない生徒は、学力が思うように伸びません。
個別指導塾:生徒のペースに合わせるため、つまずいた単元をじっくり学べる利点はありますが、裏を返せば「受験までに全範囲が終わらない」というリスクも起こります。特にアルバイト講師中心の塾では、受験の全体像や戦略に乏しい指導になることもあります。
高校入試で差がつく夏休みの過ごし方|復習不足で秋以降に伸び悩む理由
夏休みは、受験勉強の“天王山”とも言われる時期。それまでに習った内容を一気に復習し、苦手単元を克服する絶好のタイミングです。
しかし、ここで十分な復習ができていないと、秋以降の定期テスト・実力テスト・入試対策に追われ、復習する時間が取れなくなります。「今やっていること」で精一杯になり、過去の穴を放置してしまうのです。
今まで冬休みで復習をすることができましたが、中学3年生では受験問題を解くためその時間はありません。
一番まずいのは復習があまりしっかりとできていないのに受験問題を解き始めたり、ページだけ進んでしまう場合です。必ず個別指導塾であっても集団塾であっても復習が大事な部分です。
過去問だけでは合格できない?|間違った使い方と正しいタイミング
「とにかく過去問をやれば点数が上がる」と考える方は要注意。過去問は“点数を上げる”ための教材ではなく、“弱点を知る”ための教材です。
しかし、井ノ塾の短期入塾に参加する他塾と併塾する生徒を見ていると、塾の指導が「過去問を何度も解かせる」だったりします。これは、非常に愚策です。
早い段階から解きまくっても、本番では違う問題が出ます。過去問の本当の目的は、「今の実力を知ること」「出題傾向を分析すること」「苦手を見つけて克服すること」です。適切なタイミング(目安:11月以降)で取り組むことが、最大の効果を発揮します。
受験に必要なのは集中力より「継続力」「忍耐力」「思考力」
受験勉強には、短期的な集中力以上に、日々コツコツ続ける「継続力」や、思うように成果が出なくてもやり続ける「忍耐力」、難しい問題でも考えられる「思考力」が不可欠です。
これらが揃っていない状態で受験勉強をしても、どうしても伸び悩む傾向が出てしまいます。
井ノ塾では、小学生のうちから「学習の土台=能力・意識・習慣・方法」を育てることを重視しています。この土台があるからこそ、中学生になっても学力を安定して伸ばすことが可能です。中3からの“やる気”だけでは限界があるのです。
高校受験に間に合わせるには?|塾での対策・夏期講習・復習法のポイント
高校受験対策に効果的なお盆・夏期特訓とは?|先取り学習で内申点UP
私が高校受験生の時に、夏期特訓に参加したことが非常に良かったため井ノ塾でも実施しています。
これは中学3年生の内容を先取りして、定期テストの点数をアップさせて内申点を上げる点と受験問題を早く解くことができる点の2点のメリットがあります。
個別指導塾のような進度が遅くなってしまう塾こそ、先取り学習が必要ですが、基本は集団授業の塾が夏期特訓をしてくれます。
高校入試で差がつく「復習の徹底」|塾に通うだけでは成績が伸びない理由
先取りができなくても復習をしっかりすることで、進度通りで受験の点数を伸ばすことができます。新しい分野には弱いですが、それでも合格点は十分に取れていきます。
一番まずいのは、復習ができていないのに受験対策をしている風な生徒やそれを許してしまっている塾指導です。
【まとめ】高校入試に間に合わない子の特徴と、今すぐ見直すべき学習習慣
高校入試は、学校の授業進度や塾任せでは“間に合わない”可能性が高いのが現実です。
- 学校だけでは中3の範囲が入試までに終わらない
- 集団塾でも復習しないと定着しない
- 個別指導塾では進度が遅くなるリスクあり
- 夏休みに復習をサボると秋以降が詰まる
- 過去問は“使い方”を間違えると逆効果
- 集中力よりも継続力と忍耐力がカギ
塾に通っているからといって安心せず、「家庭学習の質」と「継続力の育成」を意識していくことが、合格への最大の近道になります。高校受験に“間に合う”ための学習、今日から見直してみませんか?
🖊この記事を書いた人
愛知県名古屋市を拠点に、小学生・中学生・高校生を対象とした少人数制の自立型学習塾「井ノ塾」を運営。
指導歴20年以上・年間指導生徒数100名以上。
保護者からの信頼も厚く、口コミ紹介による入塾が多数で、入塾待ちが出ることもある人気塾です。
特に愛知県の公立高校入試に特化した個別指導と進路指導に定評があり、
定期テストから入試対策まで一貫した学習プランを提供しています。
- 愛知県公立高校入試 合格率95%(過去3年平均)
- 地元中学校5校で定期テスト対策を実施
- 11年間で110人以上の学年1位・クラス1位を輩出
- 愛知県最大級の「合格判定サイト」を運営