愛知県のHPで中高一貫教育の導入校が決まりました。実はこれ決まっていませんでした。
これらを詳しく説明していきたいと思います。
(1)対象校
なんと明和高校は音楽科が中学から行ける!!
地区 | 導入校 | 併設中学校1学年の 学級数 | 併設中学校から進学可能な高校の学科 |
---|---|---|---|
名古屋 | 明和高等学校 | 2学級 | 普通科・音楽科(※) |
尾 張 | 津島高等学校 | 2学級 | 国際探究科(普通科から学科改編) |
尾 張 | 半田高等学校 | 2学級 | 普通科 |
三 河 | 刈谷高等学校 | 2学級 | 普通科 |
(2)併設中学校の開校時期
2025(令和7)年4月開校からになります。
つまり、小学4年生の方から受験可能です。
(3)中高一貫教育導入のねらい
様々な人々と協働しながら、答えのない社会的な課題に対して、失敗を恐れずにチャレンジし、創造的に解決する「チェンジ・メーカー」(※)として、これからの愛知・日本・世界を切り拓き、支える人材を育成します。
※チェンジ・メーカー:経済社会が大きく変化する中、決まった答えのない社会的な課題を自分事としてとらえ、課題解決にチャレンジし続ける人。いわゆる「社会に変化を起こす 人」のこと。
何を言ってるか分からない方!!
つまり、【答えがないものに挑戦をして、たくさん失敗し、失敗から学ぶ子に育てたい】です。
(4)教育内容
ア 探究学習について
(ア)明和・半田・刈谷高等学校普通科
いわゆる流行りの探究型授業です。探究型授業とは、受験には関係ないけど、子どもたちの学びをもっと刺激したいということです。受験対策とは違うので、高校の時の課題量が増えてしまい、大学受験にデメリットの側面もあります。
(イ)津島高等学校国際探究科(普通科から学科改編)
国際理解コースの国際交流活動などを中学から取り組んでいくそうです。国際バカロレアの導入を目指しているそうです。バカロレアは賛否両、、、、です。
イ 教科学習について
中学校で、少人数・習熟度別指導をしながら、高校分野も探究授業で必要であれば学ぶそうです。
つまり、高校の分野入るから、大学受験対策もできる!!中高一貫校の強みじゃんって思った方、、、
※ 探究を深めるための先取りは行いますが、大学受験対策のためだけに授業進度を早めることはしません。
つまり、大学受験対策は、メリットにならないし、探究型授業も多めなので、遅くなるぐらいで考えて下さい。
ウ 明和高等学校音楽科について
中学校段階から専門的に音楽を学び、明和高等学校音楽科へ進学できる中高一貫教育を、5~10 人程度の少人数で導入します。
つまり中学から音楽の勉強ができるってこと!?
(5)併設中学校の教員配置
中学校教員と、中学校の免許をもつ高等学校教員を配置します。
中学校の先生と高校の先生が一緒になるかもしれませんね。
(6)入学生徒の選考方法
ア 適性検査
出題は、小学校学習指導要領の範囲内とし、思考力、判断力、表現力、課題解決力等を総合的に測ります。 なお、適性検査のサンプル問題は、2023年度に公表する予定です。
まだ適性検査はどういったものかわかりませんがパズル系やその場で考えて解く問題のどちらかでしょう。通常の中学受験の筆記試験とは別です。
イ 面接
中学校の子の面接と小学校の子の面接では、重要度が違います。高校受験の子であれば、学力である程度の成長度合いが計れます。しかし、小学生の子は、まだまだわからない部分がテストではあるため、面接は必須でしょう。
ウ 調査書
小学校5・6年生の内容を、点数化はせず、入学者決定の際の参考として見ます。
これは完全に参考程度でしょうね。
エ その他
※調査書の内容や抽選の導入の有無は、今後検討します。
抽選は出てくると思います。
(7)併設中学校の通学区域(学区)
愛知県立高等学校の通学区域に準じます。
学校名 | 学科 | 学区 |
---|---|---|
明和・半田 | 普通科 | 尾張学区 |
津 島 | 国際探究科(普通科から学科改編) | 県内全域 |
刈 谷 | 普通科 | 三河学区(調整区域として、大府市・豊明市・ 知多郡東浦町を含みます。) |
明 和 | 音楽科 | 県内全域 |
※「県外枠」の導入の有無については、今後検討します。
これを見ても明和高校の音楽科は、中学からしていくのだと思います。