『成績が悪いのは、勉強をしていないからだ!!』
『量が足りない!時間が足りない!』
そういった声が聞こえてくる教育の場ですが、本当にそうでしょうか?
今日のブログは、そういった方にぜひ見て頂きたい現場からお届けしたい『勉強してもテストで点数取れない中学生』の原因をお伝えしていきたいと思います。
子どもにはそれぞれの特徴がある
成績が伸びない原因は、生徒によって全く違います。
ただ、学力によってある程度は対策法が似ているため、そこを意識して子どもたちの状況に合わせた対策を取って下さい。
全部で6つのタイプに分けて話をしていきます。ブログも分けて、最後にまとめたものを出します。
平均点以下
① 勉強していない子 ~動かないタイプ~ ~実はできるタイプ~
② 勉強している子
平均点以上
③ 300点前後 ~ 380点
④ 380点 ~ 400点
⑤ 400点 ~ 450点
⑥ 450点以上
平均点以下(勉強をしていない子 ~動かないタイプ~)
特徴 (動かないタイプ)
- 勉強が嫌い。
- 塾が嫌い。
- やる気がない。
- 知識がない。
- 能力がない。
- 忍耐力がない。
- やりたいようにやる。
- 言うこと聞かない。
- 現実逃避をする。
- 受け身になっている。
いわゆる、成績や勉強に興味がない子が多いですが、成績を上げたいし勉強をしたいけど出来ない状態になってしまった子もいます。
特に勉強や成績に興味がない子は、楽をしたい気持ちが強く、めんどくさいからしたくない、自分の思うようにしたい気持ちが発言にも凄く出やすいです。
『私はこういったことをしたら伸びる』『こういった塾に行けば伸びる』『教材はこうじゃなきゃだめ』と言った感じで、自分の理想像や安易な考えで変化を起こそうとしないタイプが多い印象です。
受け身の子は、何も言わないので、どこがわからないのかわからないまま講師が指導をしたり、本人も自己分析をしないため成績が伸びません。
対策法(動かないタイプ)
- 強制的に勉強をしてもらう
- 管理をして勉強をしてもらう
- 好奇心を育てる
- 戦略を立ててあげる
- 塾に行くなら徹底管理型か日数をかなり増やす型
- 自分の言葉を言う練習をする
勉強したくない生徒たちには、「強制的に勉強をしてもらう」か「管理をして勉強をしてもらう」の2点をしないと伸びません。
自主性を育てるために、学力が低い子に自分で選ばさせているのは、教育放棄だと思っています。
『知識がない、やる気がない、能力がない子』に自分で向上心を持った選択できる可能性が低いからです。
『自分のやりたいようにやる』をして良い方向にいくのであれば、コーチや講師はいりません。
好奇心を育てることは難しく、タイミングや環境などもあるため、『種を蒔いても芽が出ない』ことはよくあります。
勉強をしたくない子でも、できるラインまで上がってきたらする子もいますので、そのラインまでは辛抱の日々です。
戦略を立てる必要があるのは、学校分野が今までの復習が必要な分野であれば、どう頑張っても定着しません。そういった意味で戦略が必要であって、個別指導塾などで教えるだけでは引き上がってきません。
勘違いしてほしくないのは、勉強を軽くして浮上してくるような状態ではないということです。
集団塾は駄目だし、個別で週1~3で伸びる状況じゃありません。
よくある失敗例(動かないタイプ)
- 自主性を育てる
- やる気が出るまで待つ
- 自分の力で何とかする
- 辛抱する時にできない子
ダイエットを始めることは出来ても、それを続けることが出来ない人は多いと思います。
結局短期で変わることができないため、途中で諦めたりする子もいます。
その結果、状況は改善されることなく、徐々に悪い方向にも向かいます。
ある一定の期間は強制してでもやりきらせることをしないと、改善ができない状態だと思います。
親が折れちゃうタイプでもありますよね。
平均点以下(勉強をしていない子 ~実はできるタイプ~)
特徴 (実はできるタイプ)
- ただ勉強をしていない。
- 知識が漏れて、自分では勉強できない。
- 勉強の挫折をしてしまっている。
- 自分なりの勉強法を貫こうとする。
本当はできるのにしていないタイプは、勉強に興味がなくなっていたり、知識が漏れてしまって自分だけの力では対策が取れない子もいます。
こういった子は、中学受験を経験した子や高校受験が終わった高校生が多い印象です。
一度勉強で挫折をして、学校進度についていけなくなったため、自分の力ではついていけない状態になった子たちです。
単純にやる気がなくなったなどももちろんあります。
また、実はできるタイプは、自分の成功体験を今でも使えると考え、「自分なりの勉強法」でしたいと言う事が多くいます。
これが結局、プライドや頑固さが邪魔になり、継続した勉強や進度についていけない勉強になっています。
対策法(実はできるタイプ)
- 管理をして勉強をしてもらう。
- 環境や教材を整える。
- 好奇心を育てる。
- 戦略を立ててコーチングしてあげる。
実はできるタイプの生徒たちは、「強制的に勉強をしてもらう」「管理をして勉強をしてもらう」「戦略を立てたコーチング」の3点をしないと伸びません。
ある時期になったら周りも動き始めるため、自分も動き始める形になりますが、手遅れになる場合もあります。
戦略を立てる必要があるのは、学校分野が今までの復習が必要な分野であれば、どう頑張っても定着しません。そういった意味で戦略が必要であって、個別指導塾などで教えるだけでは引き上がってきません。
特に、知識が漏れてやる気がない子は、戦略やコーチングが必要です。
勘違いしてほしくないのは、実はできるタイプであっても平均点以下なので、勉強量の覚悟は必要です。
途中で挫折したりする子が多いのは、自分なりの勉強法を貫こうとする子が多いため、ある程度最初の頃は我慢が必要です。
よくある失敗例(実はできるタイプ)
- 塾に通わない
- やる気が出るまで待つ
- 自分の力で何とかする
- 戦略が必要(時期にもよる)
基本できなくなった子たちは、自分の力でどうにか出来ない状態です。
そのため、本人の意志や方法に頼るのは非常に危険です。
ある程度戦略をうまく作ってくれる塾に通う必要があります。