今回は、愛知県の教育界隈で本を出版されている伊藤先生の本を紹介していきたいと思います。
よくYou Tubeの生放送に来て頂いて、知識を多くの保護者の方や学生に伝えてくれる先生です。
ただし、僕は本を読まない人間なので、井ノ塾の講師が読んだ感想とタイトルだけである程度判断をしています。
成績が伸びない原因の言語化
『成績が伸びない原因をわかりますか?』
こういったことを保護者の方や生徒に聞くと、返ってくる言葉は決まっています。
『量』『時間』が一番多く、『ケアレスミス』などが次に多いでしょうか。
ただそれって凄く漠然としています。
「このご飯美味しくないね」とは言うけども、「何が足りないのか、何を加えなければいけないのか」がわからず文句ばっかり言う人のようです。
そういった方にありがちなのは、「なんとなくの感覚」を重要視して「自己分析」を軽視しています。
原因がわかるからこそ、対策が取れる。原因が間違っていれば対策を取ったとしても、それは対策になりません。
原因をしっかりと分析して、言語化することは非常に大事だと考えています。
成績が上がらない原因をこの本では冒頭に伝えているのかなと思います。
勉強法とは?
そもそも勉強法とはなにか?
井ノ塾は自立学習指導をしています。勉強法や方向性を作ってあげて、それらから成績を上げていく指導です。
そのためか、入塾される保護者の方に「うちの子は勉強法ができていないので、勉強法を教えてください」と言われます。
さて勉強法とは何のことでしょうか?
「効率よく成績を上げる方法でしょうか?」
「自分自身で勉強できる方法でしょうか?」
おそらく前者の方が多いと思います。しかし、井ノ塾は後者です。
理由はなぜか、前者は短期で伸びる、後者は長期で伸びるからです。
また、どちらの勉強法でも問題点が出てくるのは、その子に合うかどうかの問題です。
どんなに良い勉強法でも、その子に合うかどうかを調整する事が大事だと思っています。
それを子どもたちは試行錯誤しながら、自分の勉強法として確立していくことが「正しい勉強法」だと考えています。
正しい勉強法を身につけるために
それでは正しい勉強法ってどうやって身につけるのか?
さすがに0から、「勉強をしてください」となると難しいです。そのため、いとう式の本を読みながら成功例や失敗例を見て、改善していくと良いと思います。
よく、大学生講師の「自分の成功体験の押し付け教育」は、成功例だが子どもたちに合わなくて苦しい指導を受けることがある。
最終的に勉強法は、目的と手段のどれを選択していくかになるかと思いますので、参考にしても良いとは思いますが真似すればうまくいくわけではない。
最初は真似て、あとは自己流に改善していく。その参考に良いのかなと思います。
中学生の【自分にあった勉強法】
面白いなーと思ったのは、中学生の「自分にあった勉強法」を最初に否定しているのは、その通りだと思います。
中学生の成功体験は、能力だけで点数が取れているだけなので、高校からは改善していく必要があります。