どうも名古屋市で井ノ塾川原通校・弥富通校を運営している塾長です。
2月14日に愛知県高校入試の志願者数・倍率が発表されました。
よく生放送でも
「ボーダー上がりますか!?」
「志望校変えた方がいいですか!?」
という質問が来ます。
そこで今回は
去年の井ノ塾が使用した合格判定サイトで集計した7万人のデータから、どれくらい影響があったのかを話していきたいと思います。
合格判定サイトのリンクはこちらです
倍率は合格ボーダーが上がる要素!?
結論から言ってしまえば、倍率は合格ボーダーが上がる要素になります。
こういったことを言うと、「ほら上がるんだ!!」という話になってしまうかと思いますが、落ち着いて聞いて下さい。
上がる要素にはなると言っていますが、上がるとは言っていません。
倍率が合格ボーダーを上げるのはなぜ?
倍率がなぜ合格ボーダーを上げるのか、「受ける人が多くなるから」は正解のようで不正解です。
そもそも、合格者はどう決まるのか?
受験者が点数を取り、その点数が高い子を上から規定人数まで合格させていく形です。
そのため、学力が高い子が多くなれば、合格ボーダーは上がります。
逆のことを言ってしまうと、いくら倍率が増えても学力が低い子が増えても合格ボーダーは上がりません。
これを理解せずに倍率が高い=合格ボーダーが上がるは思い込みです。
7万人の受験当日の点数からわかること
昨年の合格判定サイトのデータ集計をして感じたのは、「倍率で点数は伸びない」ということです。
詳しくは井ノ塾の合格ボーダー一覧を見て下さい。

これを一昨年のデータと比べて下さい

大きく変わったデータももちろんあります。
また去年はかなり厳密に出したので、その部分で点数が離れているかもしれません。
それでもあまり影響はなさそうかなという印象ですね。
合格ボーダーが上がらない理由
毎年のこと
毎年同じ学校から同じ内申の子たちが同じ人数ぐらい受けるのが、高校受験の特徴だと思います。中学受験や高校受験とは違います。
そのため点数に差がつきにくいかなと思っています。
問題の難易度
昨年の7万人のデータからも、点数が下がった上がった要因は倍率よりも、問題の難易度だと感じました。
昨年だと英語や理科で点数を落としている生徒がいました。
倍率上がっても、微々たるもの、、、
倍率上がったーーーと言われている方がいて、去年と比べたら100人ぐらいが増えていました。
その100人は学力が高い生徒が100人来たら不安にもなりますが、実際そうではありません。
そう考えると点数が上がるよりも、落ちる子が多くなっただけという結論になります。
ただ注意点としては、これは公立の倍率の話であって、私立ではないので注意です。
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🖊この記事を書いた人
名古屋市を拠点に、小学生・中学生・高校生を対象とした少人数制の自立型学習塾「井ノ塾」を運営。
指導歴20年以上・年間指導生徒数100名以上。
保護者からの信頼も厚く、口コミ紹介による入塾が多数で、入塾待ちが出ることもある人気塾です。
特に愛知県の公立高校入試に特化した個別指導と進路指導に定評があり、
定期テストから入試対策まで一貫した学習プランを提供しています。
- 愛知県公立高校入試 合格率95%(過去3年平均)
- 地元中学校5校で定期テスト対策を実施
- 11年間で110人以上の学年1位・クラス1位を輩出
- 愛知県最大級の「合格判定サイト」を運営