愛知県の公立高校入試において、令和9(2027)年4月に入学する受検生から、調査書(内申書)の情報が一部変更されることが発表されました。
今回の変更では、これまでの調査書から「性別」「行動の記録」「出欠の記録」の3項目が削除されることになります。
なぜこれらの項目がなくなるのでしょうか?時代背景にも触れながら、それぞれの理由をわかりやすく解説します。

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【2027年(令和9年)4月入学から】愛知県公立高校入試の調査書(内申書)の変更点

今回の変更により、これまでの調査書から下記の3項目が完全に削除されます。
- ①性別
- ②行動の記録
- ③出欠の記録
1. 性別
これまで「性別」は合否の選抜資料としてではなく、本人確認など個人を識別する情報の一つとして記載されていました。
【削除される理由】
- 多様性が尊重される社会において、性別にとらわれない配慮が必要とされているため。
- 調査書に記載があることで、生徒や保護者、中学校側に「入試の合否判定に使われているのでは」という誤解を招くのを防ぐため。
2. 行動の記録
中学校での学校生活における行動を評価した項目です。
【削除される理由】
- 教育支援センターを利用したり、自宅でICT(パソコンやタブレットなど)を活用して学習したりと、学びの多様化が進んでいるため。
- 学校外での学習が増えたことで、中学校側が行動を評価することが難しくなり、入試において公平な選抜資料として扱いにくくなる恐れがあるため。
3. 出欠の記録
中学校2年生および3年生の欠席日数を記録していた項目です。
【削除される理由】
- 現在は、教育支援センターでの学習や自宅でのICT学習であっても、中学校の生徒指導要録上は「出席日数」として扱うことができるようになっているため。
- 「学ぶ場所」の選択肢が広がったことで、「出席」に対する考え方そのものが変化しているため。
今回の変更は「不登校」の生徒の高校進学にどう影響する?
井ノ塾では、公立中学校で不登校を経験した生徒や、私立中学を退学して公立中学校に通う生徒をこれまで多く指導させて頂いていますが、以前は不登校の生徒が高校に進学することは非常に難しいという現実がありました。
不登校の生徒の進学が難しかった理由
最大の理由は「出席日数」です。出席日数が足りないと、多くの私立高校では受験資格すら得られない場合がほとんどでした。また公立高校に関しても、出席日数が足りないために内申点がつかなかったり、評価が下がってしまったりするため、進学が極めて厳しい状況でした。
時代とともに少しずつ柔軟になってきた入試
現在、私立高校では特色選抜などにより、出席日数が少なくても一定の学力があれば合格し、進学することが可能になってきました。
公立高校に関しても同様に、欠席の理由が明確であれば、ある程度柔軟に対応してもらえるケースが増えています。その流れの中で、今回「出欠の記録」の項目自体が削除されたのは、時代の変化に合わせた自然な対応と言えます。
【井ノ塾の視点】私立高校側の「不登校」に対する意識の変化
かつて多くの私立高校は、不登校の生徒を「学力が低い」「高校に入学しても通学できないのではないか」と考え、入学をリスクと捉える傾向がありました。
しかし、「中学校に通えていなかっただけで、本来の学力は決して低くない」というケースが多々あることが認知され始め、近年では私立高校も不登校の生徒の受け入れに積極的な姿勢を見せ始めています。
不登校の原因の多くは「無気力・不安」「人間関係」
不登校と聞くと「いじめ」が原因と考えられる方が多いかと思いますが、実際は学校での人間関係の悩みや、無気力・不安が主な原因です。些細な出来事がきっかけで学校に行きづらくなったり、長期休暇の生活リズムの変化から足が遠のいてしまったりする子も少なくありません。
だからこそ、今回の調査書から出欠記録が削除されることは、不登校の生徒たちにとって非常に大きなチャンスとなります。過去の出席日数を気にすることなく、現在の学力や意欲で勝負できる環境が整いつつあります。
愛知県と名古屋市の不登校の現状
名古屋市のデータによると、中学生の不登校の割合は5%程度(約20人に1人)と言われています。年々増加傾向にあり、直近のデータではさらに割合が上がっていると予想されます。
愛知県全体で見ても中学生の約18人に1人が不登校となっており、小学生でも約80人に1人という状況です。
愛知県のデータ:https://www.pref.aichi.jp/soshiki/gimukyoiku/suii.html
名古屋市のデータ:https://www.city.nagoya.jp/somu/page/0000136768.html
不登校で起こりやすい問題点
不登校になった際、保護者の皆様が直面しやすい主な問題は以下の通りです。
進学問題(出席日数)
学校に行けないことで、当然ながら出席日数が不足します。
前述の通り、入試制度は柔軟になりつつありますが、依然として出席日数が受験の条件になっている学校もあります。また、中3だけでなく中1・中2での長期欠席も、高校側に提出する自己申告書などに理由を記載する必要が出てくる場合があります。
学力問題(学習の遅れ)
「学校に行かなくても、家でしっかり勉強してくれれば…」と願う保護者の方は多いですが、自宅で一人で計画的に学習を進めるのは、小中学生にとって非常に難易度が高いのが現実です。
学習ペースが掴めない、正しい勉強法がわからないといった理由から、学力の低下を招きやすくなります。
井ノ塾では平日も教室を開放しているため、学校の代わりに塾で学習し、学力を維持・向上させた生徒も多くいます。一般的な塾では長時間の滞在は費用面で難しいケースもありますが、当塾ではそうしたサポートも柔軟に行っています。
なぜ不登校になるのか?|主な要因と家庭でできる対策
名古屋市の長期欠席者のデータを見ると、欠席理由の約12%が病気、約85%が「不登校(心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景)」として分類されています。
不登校の主な要因

- 不安、無気力
- いじめ以外の友人関係の問題
- 生活の乱れ、あそび、非行
- 親子の関わり方
- 学業の不振
データからも分かる通り、「明確ないじめ」が原因となっているケースは実は少なく、友人同士のちょっとしたトラブルや、人間関係の疲れ、漠然とした不安などが引き金になっていることが多くあります。
気をつけて欲しい「生活リズムの乱れ」
GWや夏休み、冬休みなどの長期休暇明けに、生活リズムが戻らず学校や塾に行けなくなってしまうケースは非常に多く見られます。特に近年は、深夜までのスマホやゲームが原因となるご相談が頻繁に寄せられます。
何とか学校や塾に行ってほしいという思いから、「塾に行ったら新しいスマホを買ってあげる」と条件を提示してしまう保護者の方もいらっしゃいます。しかし、こうした「物で釣る」方法は一時的な効果しかなく、根本的な解決にならないどころか、エスカレートしてしまう危険性があります。
ご家庭での教育で大切なのは、お子様の現状を冷静に見極め、ルール(約束事)をしっかり守らせる「メリハリのある関わり方」です。
不登校になったら?|具体的なステップと相談先
もし我が子が不登校になってしまった場合、どのように対応すればよいのでしょうか。
長年ご相談を受けてきた経験から、一つの目安となる流れをご紹介します。(※状況により最適な対応は異なりますので、参考としてご覧ください)
名古屋市にお住まいの方は、不登校児童生徒支援サイトも合わせてご活用ください。
まず、不登校の兆候が見られたら、何が原因かを本人を交えて話し合い、担任の先生に相談しましょう。初期段階であれば、学校側が配慮や対策に動いてくれる場合もあります。
教育委員会が直接介入するよりも、基本的にはそれぞれの学校の判断が優先されます。担任の先生も色々と動いてくれますが、より具体的なサポート体制を相談したい場合は、教頭や校長に相談しに行きましょう。

名古屋には、不登校になった子の相談窓口があります。なごやフレンドリーナウ(不登校の相談機関)は市内3か所(浄心、笠寺、鶴舞)に、やハートフレンドなごやは熱田区と東区に設置されています。
学習面での遅れが心配な場合は、塾や家庭教師を検討してください。学校の代わりに学習をサポートしてくれる居場所になることもあります。また、「学校の授業の進度が速すぎる」「宿題の量が多すぎる」といったことが不登校の原因になっているケースもあります。
こちらも塾や家庭教師の活用が有効です。集団指導でも個別指導でも、基本的には本人の状況に合わせて学習ペース(進度)を調整してくれます。ただし、個別指導塾で受講する教科数が少ない場合は、受講していない教科の進度に遅れが出る可能性がある点には注意が必要です。
井ノ塾では、これまで多くの不登校の生徒をサポートしてきました。コロナ禍で学校が休校になった際にも、受験に間に合うよう個別の学習ペースを作成し、全教科の指導を行ってきた実績があります。現在も学校の代わりとして安心して学習できるよう、「平日毎日・時間無制限」での指導を行っています。

まとめ:多様な学び方を尊重する入試へ
今回の調査書情報の変更は、「社会の多様化」や「新しい学びの形」に合わせた柔軟な対応と言えます。
学校の教室に通うことだけが学びではなくなり、自宅や支援センターなど、さまざまな環境で学ぶ生徒たちが、より公平に高校受験に挑めるような仕組みに変わっていくようです。2027年春以降に愛知県で高校受験を控えるご家庭は、ぜひ知っておきたい大切なニュースですね。
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井ノ塾は、塾長が23歳で立ち上げた2009年11月の創業以来、15年以上にわたり愛知県公立高校入試を専門に分析し続けてきました。 その圧倒的なデータ量を求め、現在は瑞穂区・昭和区のみならず、豊橋市、愛西市、岡崎市、豊田市、一宮市といった遠方からも多くの受験生が集まっています。
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🖊この記事を書いた人
愛知県名古屋市を拠点に、小学生・中学生・高校生を対象とした少人数制の自立型学習塾「井ノ塾」を運営。
指導歴20年以上・年間指導生徒数100名以上。
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