愛知県のAグループ・Bグループとは?2校受験できる仕組みを解説

愛知県公立高校入試|A・Bグループとは?第1群・第2群の仕組みと2校出願のルールを解説|井ノ塾
入試の仕組み 2|複合選抜制度

A・Bグループとは何か?
第1群・第2群と2校出願のルールを解説

愛知県の公立高校入試は「複合選抜制度」という独自の仕組みで行われます。尾張第1群・第2群・三河群の違い、A・Bグループの組み合わせルール、2校同時出願の戦略まで図解で徹底解説します。

2025年7月更新 対象:中学生・保護者 読了目安:約8分
名古屋の学習塾|井ノ塾(昭和区・瑞穂区)

名古屋市で高校入試に強い塾
井ノ塾とは?

1

学区・第1群・第2群とは何か

愛知県の公立高校入試では、居住地によって受験できる高校が決まる「学区制」が採用されています。複合選抜制度を理解するための第一歩です。

愛知県は「尾張」と「三河」の2学区

県内は大きく「尾張学区」と「三河学区」の2つに分かれており、原則として自分が住む学区の公立高校(普通科)を受験します。

🏙️ 尾張学区(名古屋市・尾張地域)

学校数・受験生数ともに多いため、さらに2つの「群」に分割されています。

尾張第1群名古屋市西部・北部エリアなど

尾張第2群名古屋市東部・南部エリアなど

※両群に属する「共通校」あり(後述)

🌿 三河学区(岡崎・豊田・豊橋など)

三河地域は全域が「三河群」として1つにまとまっています。尾張のような群分けはありません。

群の制約なし
学区内の高校から A・Bグループ各1校を自由に組み合わせて出願できます

「第1群か第2群か」を最初に選ぶ(尾張学区の場合)

尾張学区の受験生は出願時にまず「第1群」か「第2群」のどちらかを選択しなければなりません。選んだ群の高校の中からのみ志望校を選べます。群をまたいだ出願は認められません。

⭐ 共通校(松蔭高校など)について

第1群・第2群のどちらを選んでも受験できる「共通校」が設けられています(松蔭高校など)。境界線近くに住む受験生の選択肢を確保するための仕組みです。

2

A・Bグループの役割と現在の仕組み

各群の中にある高校は、さらに「Aグループ」と「Bグループ」に振り分けられています。この区分は偏差値や難易度による分類ではありません。2校同時出願のスケジュールを成立させるための行政的な区分です。

学力検査(筆記試験)は全県一斉・同日に1回のみ実施され、A・B両グループの合否判定に共通して使われます。A・Bの違いとして残るのは面接試験の日程のみ(Aグループが先・Bグループが後)です。

高校の振り分けイメージ(尾張第1群の例)

尾張第1群 / A・Bグループの配置イメージ
A グループ
  • 菊里高校
  • 向陽高校
  • 昭和高校
  • 中村高校
  • 名古屋南高校(共通)
  • 松蔭高校(共通)
B グループ
  • 千種高校
  • 瑞陵高校
  • 桜台高校
  • 熱田高校
  • 名古屋南高校(共通)
  • 松蔭高校(共通)

A・Bグループの違い(まとめ)

項目AグループBグループ
学力検査(筆記) 全県共通・同日1回実施(違いなし)
面接試験 学力検査の翌日(先) Aグループの翌日以降(後)
難易度の差 なし(個々の学校による)
3

2校出願できる組み合わせのルール

複合選抜制度の最大のメリットは、公立高校に最大2校同時に出願・受験できることです。ただし3つのルールを守る必要があります。

ルール① 同じ「群」の中から選ぶ(尾張学区のみ)

尾張学区の受験生は、第1群か第2群のどちらかを選択し、2校ともその群の中から選びます。群をまたいだ出願は不可です。三河学区は群がないためこのルールは適用されません。

ルール②【最重要】Aから1校・Bから1校を選ぶ

2校出願する場合、必ずAグループから1校・Bグループから1校という組み合わせにします。同じグループから2校選ぶことはできません。

出願の組み合わせ可否理由
Aグループの高校 + Bグループの高校 異なるグループから1校ずつ→ルール通り
Aグループの高校 + Aグループの高校 同一グループから2校は不可
Bグループの高校 + Bグループの高校 同一グループから2校は不可
専門学科(B)+ 普通科(A) 専門科でもA・Bの区別は保持→OK
⭐ 具体的な出願例

第一志望をBグループの「千種高校」にした場合、第二志望は必ずAグループ(菊里・向陽・昭和・名古屋南など)の中から選ぶ必要があります。Bグループの「瑞陵高校」を第二志望にすることはできません。

ルール③ 専門学科は全県1学区(ただしA・Bルールは適用)

理数科・国際教養科・工業科・商業科などの専門学科は「全県で1学区」として扱われ、居住地の学区に関わらず受験できます。ただし専門学科にもA・Bグループの属性があるため、「AとBから1校ずつ」のルールは変わりません。

📌 専門学科+普通科のハイブリッド出願

専門学科(全県)を第一志望・普通科を第二志望にする場合、普通科側は自分の居住地の「学区・群」の制約に縛られます。出願前に必ず確認してください。

4

どちらを第1志望にすべきか

💡 結論:第1志望・第2志望で有利・不利は一切ありません

合否判定はすべての受験生に対して「内申点+当日の学力検査点」の同じ計算式で平等に行われます。純粋に「最も行きたい高校」を第1志望に書いてください。

合否判定の実際の流れ

第1志望者・第2志望者を全員まとめて
内申点+当日点で成績順にランキング
第1志望校の合格圏内かどうかを判定
合格圏内の場合
第1志望校に合格
(第2志望の判定権利は消滅)
不合格の場合
第2志望校の名簿で
改めて合否を判定

出願戦略の基本:挑戦校+安全校

学力検査は1回のみのため、2校のレベル設定は慎重に行う必要があります。

  • 第1志望:模試でボーダー前後の「挑戦校」(最も行きたい学校)
  • 第2志望:模試で確実に合格圏内の「安全校」
⚠️ 同レベルの2校を選ぶのは高リスク

両校を同じレベルにする「強気受験」は、1回のテストで失敗したときに2校とも不合格になる「W落ち(ダブル落ち)」のリスクがあります。複合選抜の「2校受験できる」メリットを最大化するには、必ず難易度に差をつけてください。

5

よくある質問(FAQ)

QAとBで同じレベル(偏差値)の学校を選んでもいいですか?
A

制度上は可能ですが、強くお勧めしません。学力検査は1回のみのため、同レベルの2校を並べると、当日の体調不良・ミスが2校とも不合格(W落ち)に直結します。挑戦校+安全校の階層型出願が鉄則です。

Q志願変更(出願後の変更)はできますか?
A

出願後の定められた短期間(通常2日間)に限り可能です。郵送・オンライン不可で、本人または保護者が直接指定窓口へ出向く必要があります。変更後も「同じ群・同じグループ内」でなければならないため、安易な変更はかえって選択肢を狭めることがあります。

Q1校だけ出願することもできますか?
A

はい、できます。2校出願は「権利」であって「義務」ではありません。強く志望する1校に絞り込んで出願することも、成績的に余裕がある場合などは合理的な選択です。

Q専門学科は学区外でも受験できますか?
A

はい。工業科・商業科・農業科・理数科・国際教養科などの専門学科は「全県で1学区」として扱われ、居住地の学区に関係なく受験できます。ただし A・Bグループのルールは専門学科にも適用されます。

昭和区・瑞穂区の少人数学習塾|井ノ塾 川原通校・弥富通校のご案内

井ノ塾は、塾長が23歳で立ち上げた2009年11月の創業以来、15年以上にわたり愛知県公立高校入試を専門に分析し続けてきました。定員制・自立学習型で、個別にボーダーラインを分析し、必要な内申点・当日点対策を行います。現在は瑞穂区・昭和区のみならず、豊橋市、愛西市、岡崎市、豊田市、一宮市といった遠方からも多くの受験生が集まっています。

川原通校
昭和区

名古屋市昭和区の静かな住宅街に位置する校舎。駒方中・川名中をはじめとした千種区・昭和区・瑞穂区の生徒が中心です。

愛知県名古屋市昭和区川原通2丁目3
付近の駅:川名駅・覚王山駅・八事駅・八事日赤駅・本山駅・いりなか駅
主な通塾中学校:駒方中・川名中・桜山中・城山中・若水中・北山中
主な通塾小学校:広路小・川原小・伊勝小・滝川小・八事小・松栄小・春岡小・田代小・吹上小
弥富通校
瑞穂区

名古屋市瑞穂区の学力が高い学区に位置する校舎。萩山中・汐路中をはじめとした地域の中学生が通う、少人数制の学習環境です。

愛知県名古屋市瑞穂区彌富通3丁目9-1
付近の駅:瑞穂運動場東駅・新瑞橋駅・総合リハビリセンター駅
主な通塾中学校:萩山中・汐路中・桜田中・新郊中・本城中・瑞穂ヶ丘中・津賀田中
主な通塾小学校:桜小・春日野小・呼続小・弥富小・豊岡小・陽明小・中根小(瑞穂区・南区・天白区の生徒を中心に通学)
▶ 井ノ塾へのお問い合わせはこちら

※ 本ページの情報は一般的な制度説明を目的としています。最新の入試要項・日程は
愛知県教育委員会の公式発表を必ずご確認ください。

© 2025 井ノ塾

error: コピペできません