【中学受験】愛知県公立中高一貫校の入試概要が発表されました。【2025年4月開校】

愛知県公立中高一貫校の入試概要が発表されました。今まで、ある程度しか分からなかった部分が少しずつ発表されていきます。

愛知県公立中高一貫校ってなに？

愛知県初となる「公立中学と公立高校の併設型による６年間の中高一貫校教育をする学校」のことです。

簡単に言ってしまえば、「公立の中高一貫校」です。

詳しい内容は下の記事を参考にして下さい。

育てたい生徒像

愛知県の公立中高一貫校では、学力ある生徒を育てたいのではなく、今後の社会に必要な人材を育てたい考えです。

これらは入試選考にも大きく影響していると思います。
かなり公立の教育ではなく、国立寄りの教育方針だと思います。

公立中高一貫校と私立中高一貫校の違いは？

私立中高一貫校と公立中高一貫校では大きく違います。もちろん、私立は学校によって違いますが、考え方が違うと思って下さい。

	私立中高一貫校	公立中高一貫校
受験方法	「筆記試験」	「適性検査」+「面接」
通学区域	全域	指定地域
中高の勉強	中学時に高校の先取り勉強をする	高校の先取りはしない。
教材	少しレベルが高い教材	公立中学と同じ(予想)

私立中高一貫校は、大学受験を視野に入れています。しかし、公立中高一貫校は、大学受験を視野に入れずに、探究型の学びに力を入れています。

大学受験で上位大学に入って欲しいと思っている保護者の方は、公立の名前こそレベルが高い学校ですが、先取りをするわけでもないので、公立中高一貫校より私立中高一貫校のが良いと思います。

入学者選考の概要

今回発表されたもので、大きいものが入学選考の概要です。
今までハッキリしていない部分が少しずつハッキリしてきました。

合格者の決定方法

入試の方法は、今まで公開されていた内容と同じです。

ただ今回は、さらに情報が足された部分が合格者数です。

選抜方法	内容	合格者数
適性検査（一次検査）	出題範囲は、英語を除く小学校学習指導要領の範囲内として、思考力・判断力・表現力等を測る。 教科で区別はなく、全問選択式となる。	160人～200人
面接（二次検査）	面接で重要視する部分は、チェンジ・メーカーの育成や探究学習にとって重要な資質です。それらを、リフレクション型の面接で判断する。	80人（定員）
調査書・通知表	調査書の提出は求めず、直近の通知表の写しを入学者決定の参考にする。

適性検査

今回発表された適性検査では、どのような問題が出題されるかはわかりませんでした。

しかし、他県の適性検査と同様な問題が出題されるであろう発表だったと思います。

「覚えたものを出す受験」ではなく、「その場で考えたものを出す受験」になっています。

そして、これは求める人物像でも書かれている「答えのない課題に対して、問いを立て続けることができる生徒 」とつながると思います。

問題自体は、小学校範囲なので難しくはないと思いますが、問題に対してどう取り組むかが重要になると思います。

面接

面接で求める人材は、求める人材と同じようなことが記載されていました。

自分から挑戦して、表現していくことが大事になってきていることからもこのような形にしたのだと思います。

特にリフレクション型の面接では、その場で考える力が必要になるだけではなく、コミュニケーション能力も見られるのではないでしょうか。

今後の情報

学校説明会や今後出される情報についても記載されていました。
情報が小出しになっている理由は、決まっていないことが多いからです。

スケジュール

保護者説明会の日程

学校名	月日	会場	開催回数
明和	10月29日（日）	ポートメッセなごやコンベンションセンター	２回（午前・午後）
半田	11月５日（日）	半田市福祉文化会館	２回（午前・午後）
刈谷	11月５日（日）	安城市民会館	１回（午前）
	11月18日（土）	刈谷市総合文化センター	１回（午前）
津島	11月26日（日）	津島市文化会館	２回（午前・午後）