愛知県の公立高校入試において、受験対策の中心になるのが「過去問」です。しかし、間違ったやり方をしている受験生が非常に多いのが現実です。過去問は「ただ解く」だけでは点数につながりません。
このページでは、過去問を何のために使うのか、やってはいけない解き方は何か、そして具体的にどう演習して復習していくのかを順番に説明していきます。
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愛知県公立高校入試や内申点対策に強い塾として昭和区・瑞穂区に校舎があります。
おすすめ問題集・買うべき過去問
先に、教材のページを案内しておきます。過去問演習は「解く」「分析する」「弱点を埋める」の3つがそろって初めて意味を持ちます。過去問だけを何年分解いても点数は伸びません。埋めるための教材が手元にあるかどうかで、演習の効果はまったく変わります。
内申点アップは定期テスト対策から
まだ受験学年でない場合、いきなり受験教材に手を出してもレベルが合いません。愛知県は内申点の比重が大きいため、まずは内申点を上げるために、学校の定期テストで点数を取ることが受験対策になります。


買うべき過去問はどれか
愛知県の過去問は出版社によって解説の詳しさが違います。何年分入っているかで使い方も変わってくるため、購入前にこちらを確認してください。おすすめは、冊子型です。


弱点を埋めるため、力を伸ばすための受験用問題集
過去問で見つけた穴を埋めるのは、過去問ではなく問題集の役割です。総復習教材から入試レベルの応用まで、教科別・レベル別に紹介しています。受験生はこちらを見てください。


過去問を使う2つの目的
過去問って何の意味があってするのでしょうか?
多くの学生や保護者の方は、『力試し』のような位置づけでしょうか?その意味もありますが、それだけで終わってしまったら『本番に出た問題』に対してもったいないと思ってしまいます。
過去問を使う目的は、大きく次の2つです。
- その学校に受かることができるかを知る
- 学校の出題傾向や必要な学力を知る
この2つを実際の行動に落とすと、次の6つになります。
- 自分の実力を知る
- 受験校の問題傾向を知る
- 受験校のレベルを知る
- 時間配分を知る
- 受験校に合った傾向とレベルの教材を知る
- スケジュールを知る
この意味が分かれば、なぜ受験1週間前や直前に解いてはダメなのかもわかるはずです。過去問は結果を見るためのものではなく、その後の勉強を決めるためのものだからです。
それぞれ順番に説明していきます。
自分の実力を知ろう
受験問題を解いて、自分は現時点でどの位置にいるかを知りましょう。合格する範囲にいるのか、それとも全然足りていないのか、これらを把握しましょう。
問題のレベルを知ろう
受験校の問題が、どういう問題レベルで出るのかを知りましょう。難しい問題が出るのか、簡単な問題が出るのか。
問題の出題傾向を知ろう
どういった出題傾向が出ているのか知りましょう。
難しい問題がたくさん出ているのか、分野は毎年同じじゃないかなど傾向を知りましょう。
対策内容を考えよう
どういった問題が出るかわかったからこそ、対策方法を考えることが出来ます。
知らずに対策取るのは、『対策取っている風』です。
時間配分を知ろう
過去問演習で『何度もする意味があるのか?』と聞かれると
『あります』と答えます
その1つが時間配分ですね。
受験校に合った教材を知ろう
傾向とレベルが分かって初めて、自分に必要な教材が決まります。逆に言えば、過去問を解いていない状態で教材を選ぶのは、当てずっぽうと変わりません。
基礎的な問題を落としているのに応用問題集を買っても意味がありませんし、標準問題は取れているのに総復習教材を何冊も買うのも時間の無駄です。どのレベルの教材が必要かは、過去問の結果を見てから決めてください。


スケジュールを知ろう
今の点数と目標点の差が分かれば、残り期間で何をどの順番でやるかが決まります。ここまで出せて、ようやく過去問を解いた意味が出てきます。
過去問対策を塾任せにしてはいけない
ここまでの内容は、大学受験生ならほとんどの子がやっていることです。ところが、なぜか中学受験や高校受験になると塾任せになってしまいがちです。
塾任せにすると、次のようなデメリットがあります。
塾にいけば安泰なんてことはありえません。
一番ダメな塾の場合
過去問演習を全くさせない塾があります。受験直前や1週間前に解かせる塾は激ヤバだと思って下さい。
そのため、自分で過去問対策をして下さい。過去問と、弱点を埋めるための問題集さえ手元にあれば、自分で進めることはできます。
やってはいけない過去問の解き方
先に、点数が伸びない解き方から説明します。以下のようなやり方では、いくら過去問を解いても学力や点数は伸びません。
一気にまとめて解くのはNG
「過去問を配られたから、とりあえず全部解こう」としていませんか?それは絶対にやめてください。
過去問を解くだけでは、学力は伸びません。解いた後に「漏れている分野」や「苦手な分野」を見つけ、そこを埋める勉強をするからこそ点数が上がるのです。一気に解いてしまうと、この「伸び代の確認」ができなくなってしまいます。
過去問ばかり解いていても伸びない
特に個別指導塾に通っている場合、「過去問ばかり解かされて解説されるだけの授業」「受験対策ではない教材を使わされつづける」というケースが多く、点数が伸びずに相談に来る子が後を絶ちません。
大学受験予備校の駿台予備校でも言われている通り、過去問を遡って解いただけでは学力は伸びません。解いた後の分析と、足りない部分を埋める戦略が必要です。


「塾に言われたから」で解いている
目的を理解せずに解いていると、点数を出して一喜一憂するだけで終わります。上で説明した2つの目的を、解く前に自分で言えるようにしておいてください。
過去問の使用方法
ここからは、具体的に過去問をどのように進めていくのかを書いていきます。
演習する年度は最新のものから解こう
これは時期にもよるので、必ず最新のものを演習するかは状況によって違います。
ただ、受験に近くなっていれば、最新のものを演習することをおすすめします。
それは、『問題の出題傾向を知ろう』でも説明したように、傾向が変わる可能性があるからです。
3年以内であればあまり傾向が変わっていないかもしれませんので、3年以内までを傾向対策に使用してください。
1年分ずつ「解く→分析→埋める」を回す
過去問は1年分ずつ進めてください。解いたら必ず分析と復習をはさみ、それから次の年度に進みます。
- まず最新の1年分を解く。
- 解いた結果から、弱点分野を分析する。
- 1週間かけて、その弱点を類題や教材で徹底的に復習して埋める。
- その後に次の年度を解いて、実力が伸びているか確認する。
3番目の「埋める」がなければ、次の年度を解いても点数はほとんど変わりません。教科ごとにどの教材で埋めるかは、受験問題集のページで紹介しています。


受験本番と状況をおなじにする
過去問を解いている時に、トイレいったり水を飲んだり、そういったことはNGです。
時間を計り、何も見ずに解いていく。これが大事です。
必ず答え合わせと正答率や点数を出す。復習準備をする。
答え合わせをせずに適当に放置したりする子もいることに驚愕です。
必ず答え合わせをして、間違えた問題は問題用紙にもチェックをしておきましょう。
いつでも復習できるように、いつでも対策が取れるようにしましょう。
答え合わせ後には配点や正答率も必ず出して、現実を受け止めましょう。
得点を出したら判定をしよう
私立では判定ができませんが、60%以上を目指しましょう。
公立高校では学校ごとに判定が変わるため、井ノ塾が『合格判定サイト』を作成しました。過去問の点数と内申点を入力するだけで、合格の可能性や必要な点数が分かります。
内申点の差を確認する
志望校の合格者平均内申点と、自分の内申点を比べてください。
- マイナス2まで:受験しても合格の可能性はあります。
- マイナス3以上:合格率がガクッと下がるデータが出ています。かなり厳しい戦いになるため、志望校変更を検討した方が良いかもしれません。


過去問の点数差を確認する
次に、志望校の合格ボーダー点と、自分の過去問の点数を比べます。
- 10点以内:合格の射程圏内です。まだ逆転できる可能性があります。
- 10点以上離れている:かなり厳しい状況です。入試直前期であれば、志望校の再検討も含めて考える必要があります。
判定がA~C判定であれば受験を推奨しますが、D判定以下は厳しい戦いになることを理解してください。もし第1志望が「厳しい」判定でも、どうしても諦めたくない場合は、第2志望を確実に合格できる学校に設定した上でチャレンジしましょう。
過去問を解いた後の勉強で差がつく
過去問で点数と弱点が分かったら、そこからが本番です。何をどう埋めるかで、残り期間の伸びが決まります。
「作業」のようなプリント学習になっていないか
「塾から大量のプリントを出されているけれど、点数が伸びない」という相談をよく受けます。
特に個別指導塾や独学の場合、愛知県の入試傾向に合っていない教材や、受験用ではない教材を使わされているケースが多々あります。一方、集団塾に通っている場合は受験用教材を使っていることが多いですが、宿題の量が多すぎて「こなすだけ」になっていることもあります。
「なんとなく」の勉強ではなく、「受験のための勉強」になっているか、今一度手元の教材を見直してください。市販教材で何を使えばいいか迷う場合は、教科別・レベル別にまとめたこちらを参考にしてください。


「取れる問題」と「捨てる問題」を見極める
受験が近づくと、全教科を満遍なく伸ばす時間はありません。重要なのは、「どの教科で、あと何点取るか」を決めることです。
・伸びる教科・分野に時間を割く(例:社会の暗記、理科の特定分野など)
・時間がかかりすぎる割に伸びない分野は捨てる勇気を持つ
例えば、数学が苦手なのに無理に数学に時間をかけるより、他の教科で稼ぐ方が合格に近づく場合もあります。この判断を自分でするのは難しいですが、ここを間違えると大きく点数を伸ばすことは難しくなります。
あわせて読みたい
志望校を決める。内申点や当日点を知る。
過去問を解く前に、まず志望校と目標点をはっきりさせておきましょう。


解答用紙から、取れる点数、取れない点数の把握をする~最重要~
目標点に届くために、どの問題を取ってどの問題を捨てるのかを解答用紙から逆算します。


どの教科が短期間で伸びるのか!?
残り時間が少ないときに、どの教科から手をつけるべきかの判断材料になります。


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井ノ塾は、塾長が23歳で立ち上げた2009年11月の創業以来、15年以上にわたり愛知県公立高校入試を専門に分析し続けてきました。 その圧倒的なデータ量を求め、現在は瑞穂区・昭和区のみならず、豊橋市、愛西市、岡崎市、豊田市、一宮市といった遠方からも多くの受験生が集まっています。
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🖊この記事を書いた人
愛知県名古屋市を拠点に、小学生・中学生・高校生を対象とした少人数制の自立型学習塾「井ノ塾」を運営。
指導歴20年以上・年間指導生徒数100名以上。
保護者からの信頼も厚く、口コミ紹介による入塾が多数で、入塾待ちが出る人気塾です。
特に愛知県の公立高校入試に特化した個別指導と進路指導に定評があり、
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